金融審議会「市場ワーキング・グループ」は令和元年6月3日に「高齢社会における資産形成・管理」と題する報告書を公表しています。
・金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」
・ 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」資料
・ 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」の概要
国会やマスコミなどで金融庁の「老後資金2000万円不足」報告書とされるものですが、まずはともかくご一読をおすすめします。
老後の生活が年金だけではまかなえないこと(不足が2000万円ではすまない可能性もあります)、そのためには資産形成に自助努力をしなければならないことなどある意味本当のことを明らかにしたものですが、そのために「貯蓄から投資へ」の「強迫」のもと、手数料や元本欠損のリスクの高い金融商品取引へ誘導されたり、さらには詐欺的金融商品取引被害に遭遇する懸念もあります。年金のあり方だけでなく金融商品トラブル被害という側面からも気になる問題です。