2010年2月チリ津波の原発への影響

 平成22年2月27日にチリ中部沿岸でマグニチュード8.8の地震が発生し福島県をはじめ各地に津波警報が発令された。

 ※ 内閣府「チリ中部沿岸を震源とする地震による津波について

 保安院は平成22年3月4日に「2010年2月に発生したチリ地震による津波の原子力発電所への影響について」を公表している。

 これによると東通、女川、福島第一、福島第二、東海第二において50cmを超える潮位上昇又は潮位低下が見られたが「潮位上昇時においても敷地高を下回っていた」とのことである。

 福島第一の敷地高は「+5.58~5.65」、福島第二は「+4.20」とある。保安院は津波の影響を確かめる際に「敷地高」は4メートル盤上の安全施設を基準としていることがわかる。